ダンスがみたい!7 開催中!

今年の「ダンスがみたい!7」は、批評家推薦シリーズと、インターナショナルダンスコラボレーションシリーズのふたつに分かれています。
 スケジュールが分かりにくいとのご意見をいただいております。
 チラシも諸事情で、ふたつあるのですが、これがもし一枚でも、結局分かりにくかったでしょう。
 二枚のチラシを合わせればわかってもらえると思いますが、参加団体・個人の数が22もありますもので。

<ダンスがみたい!7 批評家推薦シリーズ> 


■岡本真理子
「ボタン雲の育てかた #1」

7月12日(火)19:30 アフタートーク
7月13日(水)19:30
@神楽坂
踊り=岡本真理子 音/粟津裕介 明かり/丸山武彦
じさくタサクしんさくキュぅ。
育ててみる。には、いらなくなったボタンを1粒、ご持参くださいませ。
*ボタンワリビキあります。
http://d.hatena.ne.jp/botangmo

予約・問=botangmo@hotmail.co.jp 

<推薦文> 推薦人=貫成人(哲学・舞踊批評)
不思議に澄明な空気感のあるダンサーだ。淡い光の林がかえって闇を強調する舞台をさまよっては、ふいに〈落下〉する(『まばたきくぐり』)。小型冷蔵庫と鉄道模型がおかれた静謐な空間で、手足や位置のわずかな変化によって舞台平面を変えてゆく(『スプートニクギルー』)。ときに観客は席に置き去りにされ、〈放置プレイ〉の孤独を味わう。激しい動きで観客に迫るだけがダンスではなく、身体の微細な表情が豊かな可能性を秘めていることに彼女はじゅうぶん気づいている。もちろん彼女は踊れないことに居直る怠惰なダンサーではない。作品終了間近、わずかな隙をつくように、うねるような動きがほとばしる。それは観客を異次元に連れ去るだろう。

■オトギノマキコ/秀島実
「脱臼するメルヘンは内側のテトリス」構成・演出・出演=オトギノマキコ
「夜のため」出演=秀島実 サキ(DA・M)

7月18日(月・祝)19:30 アフタートーク
7月19日(火)19:30
@麻布
問=otogino@hotmail.com hideshima.m@k8.dion.ne.jp
http://otogino.hp.infoseek.co.jp/top.html

<推薦文> 推薦人=原田広美(舞踊評論)人は「夢」だけで生きることもできないが、夢がなくても生きられないだろう。さて、私は『舞踏 BUTOH大全〜暗黒と光の王国』を書く以前から、権威に反抗せざるを得ないまま、必然の中でエロスと法悦、欧州と異境・教、狂気の間を彷徨したアルト−のことが、好きだった。私は今、〈アルト−・ジャパン・プロジェクト〉なるものを夢想する。それと直接の関係はないのだが、70年代の大野一雄に「まったくアルト−の世界だ」と感動し、15年も師事した後、海外に出ていた〈上質の身体詩人〉秀島実と、〈暗黒舞踏〉と勅使川原三郎の生成にも関与し、「アルト−館」を主宰し続ける及川廣信に学んだ〈瑠璃色の新星〉オトギノマキコを、皆様に贈ります。



■ ケイタケイ'Sムービングアース
「ライトpart4“ジクゾーパズル”」「ランチ」

7月21日(木)19:30 アフタートーク
7月22日(金)19:30
@麻布
出演=石田知生 岩崎倫夫 木室陽一 大塚麻紀 西巻直人 ケイタケイ
照明/清水義幸 音響/越川徹郎 舞台監督/河内連太

問=03-3323-7797(ムービングアース)

<推薦文> 推薦人=山野博大(舞踊評論)
“世界の”ケイタケイを推薦するオックスフォードの舞踊事典には、伊藤道郎、森下洋子土方巽天児牛大吉田都と並んでケイタケイの名前が載っている。日本人舞踊家の名前が外国の舞踊事典に載ることはほとんどないのだから、彼女に対する海外での評価が高いことが、これでわかると思う。日本では武井彗という名前で踊っていた。東京新聞主催の全国舞踊コンクールや現代舞踊協会主催の新人舞踊公演などの記録をあたれば、その名前を見つけることができる。1967年にニューヨークに渡り、苦労の末にムービングアースを主宰するまでになった。彼女の「ライト」シリーズの評価は高い。そういう「世界的な」舞踊家のことをもっと多くの人に知ってもらいたくて推薦した。



■山賀ざくろ/星加昌紀+合田有紀
「愛の嵐」出演=山賀ざくろ
「ROCKIN' WALTZ 〜電池の飼い方〜」出演=星加昌紀 合田有紀

7月23日(土)19:30 アフタートーク
7月24日(日)17:30
@麻布
スタッフ=アイカワマサアキとスタッフ塾

問=027-235-3004 (山賀)

<推薦文> 推薦人=木村覚(美学・ダンス批評)
「オッサンが青春」するコンドルズ。若者に大人気。恐るべし。今彼らの対抗馬は山賀ざくろくらいか?北関東で溜め込んだ青春のリグレット宅録(ラジカセ録音)風に振り付けた、ヌルい、ユルい、セツない間のダンスは、オッサンでありながら(であるからこそ!)、ポップかつリアル。そう、美術(会田、村上、奈良etc.)や音楽(CKB etc.)ではポップなオッサン大活躍なのに、ダンス界ではいまだに「カッコイイ」か「お上手」じゃなきゃ受け入れられないのはいった
い何故?頑張れざくろ、そして裏切れ!対バンに彼が選んだのは、星加昌紀+合田有紀。美しいダンスに毒を盛る。一筋縄ではいかない松山ダンスシーンの二人が放つ新たなビートにも期待したい。

■吉沢恵
「金魚―chapter 5―」

7月25日(月)19:30 アフタートーク
7月26日(火)19:30
7月27日(水)15:30 &19:30

@麻布
出演=稲生田マユリ 今村よしこ 佐野綾子 滝口美也子 林洋子 博美 田辺静恵(テアトルエコー) 山下由美
作/吉沢恵 音楽/KINTAII 照明/斎藤香 音響/斉藤瑠美子

問=048-253-9463(吉沢)

<推薦文> 推薦人=柳澤望
吉沢恵の振付作品は、古典的な均整を保ちながら見事に構築されている。しかし、その構築性を強調したくなるのは、そ
れぞれの動きの流れがあまりに麗しく連なっていて、逆に構築性なんてことを観客に意識させないところがあるからだ。身体の質を整え、動きの質を整えつつ、動く身体がくみ上げていく造形を空間に新鮮な仕方で定着させる。それぞれの細かな動機が、緻密に、しかし息吹をもったものとして構成されてゆく。吉沢恵は、西洋由来の振付法から良質のものを受け継ぎつつ、独特の繊細な感覚を確固とした造形理念へと結晶させている。様々なダンサーの美質を掬い上げる目配りの丁寧さも、その理念に裏打ちされているはずだ。

■大橋可也&ダンサーズ
サクリファイス

8月2日(火)19:30 アフタートーク有 
@麻布

出演=ミウミウ 江夏令奈 関かおり 垣内友香里 皆木正純
振付/大橋可也 音楽/スカンク(MEXI) 照明/遠藤清敏

問=070-5218-5251 http://dancehardcore.com/

<推薦文> 推薦人=石井達朗(舞踊評論)2004年の数多い小スペースのダンス公演で、もっとも印象に残る作品のひとつが、1月に横浜STスポットで公演された大橋可也の『あなたがここにいてほしい』である。男(大橋)と女(ミウミウ)の間にある永遠の溝としての身体性が、スカンクのノイズ音により幾重にも増幅された。ソリッドな身体が加速度的に追い込んでいったものは、自虐とも加虐ともつかないエロスである。今回は、大橋の新作。これにミウミウもスカンクも参加するとなれば、真夏の夜に喜悦と戦慄がふたたびスパークするはずだ。

和栗由紀夫+上杉貢代
「神経の秤」

8月4日(木)19:30 アフタートーク
8月5日(金)19:30
@麻布
出演=和栗由紀夫 上杉貢代 曽我傑
音響、照明/曽我傑

問=042-580-6152

<推薦文> 推薦人=志賀信夫(ダンス批評)
和栗由紀夫土方巽の弟子として、主宰する好善社では東雲舞踏、池田ユリヤなどの弟子を育て、他方『舞踏花伝』(舞踏譜)により土方の舞踏を伝えようとしている。上杉貢代は大野一雄の初期からの弟子として大野の欧州公演で共演し、またアヒルスタジオを主宰して、数多くのソロ公演や21世紀舞踏の会などの活動を行ってきた。特に2人のソロの美しさは、どちらも類稀なものがある。この土方、大野それぞれ直系の弟子が舞台で出会う。そういう機会はめったにない。海外でも活動し舞踏第2世代を代表する2人がどう絡むのか。この公演は、いわば土方と大野の血脈の舞台上での再会でも
あり、舞踏の新たな世界への第一歩となることだろう。  


 



新人シリーズ3<評論家賞>受賞
■アダチマミ×無所属ペルリ
「まな板の泳ぎかた」

8月8日(月)19:30 アフタートーク
8月9日(火)19:30

@神楽坂
出演=植松侑子 岸麻奈美 山口由香 ジョセフィーヌ ほか
振付・演出・出演/アダチマミ 照明/奧田賢太

問=nonpartizan_perry@yahoo.co.jp

よこになってるからって、やすんでいるわけじゃないんです。まぶたがくっついてるからって、ねむっているわけじゃないんです。ようするに、しいてもらったふとんには、はいるわけにはいかないんです。

■佐藤道代  新人シリーズ3<オーディエンス賞>受賞


「ソロ・ダンス・ワークス」

8月11日(木)19:30
アフタートーク有り
@神楽坂

出演=佐藤道代 朗読=吉野美奈子
照明/シバタユキエ 音響/石川雷太

問=michsato@cba.att.ne.jp 
http://home.att.ne.jp/alpha/idance/jp.htm

様々な分野のアーティストとのコラボレーションを行う佐藤道代の作品の夕べ。画家吉野美奈子との「アース&ヒューマニティー」、作曲家カーマン・ムーアとの「蛇女炎舞」、仏教家バンテ・ウィマラの詩への「リバー・オブ・ライフ」、「ダンスがみたい」オーディエンス賞、受賞作「シルク・マザー」等を上演する。
佐藤道代は、神話から独自の物語を描くモダンダンサー。97年ニューヨーク大学舞踊教育学修士号及び学科長賞を受賞。
2000年よりイサドラ・ダンカン国際学校日本大使としても活動。04年夏にNYジョイス・ソーホーで連日満員の公演を行う。

   

■冴子&冴子だんさーず
Veil」「Lexell's Comet」「スミレの花をあなたに」他

8月13日(土)19:30 アフタートーク
8月14日(日)14:30 & 17:30
@麻布
出演=鈴木麻依子 北島栄 高根朝子 櫻井マリ 冴子 オカムラ(ギタリスト)他
音響/河田康雄 衣装/Keiko 他

問=046-273-1324(青木) http://blog.livedoor.jp/saekosoymilkjapan/

<推薦文> 推薦人=吉田悠樹彦(舞踊学・舞踊批評)解放感ある夏だからこそ臨場感ある小劇場で充実したダンスを楽しみたい。冴子はNYCでコンテンポラリーダンスと出会う。そしてトリシャ・ブラウンとブラウン出身のスティーブン・ペトロニオから影響を受ける。ペトロニオから学んだオーリー・フロミンとはワークを共にする。冴子の考えるコンテンポラリーダンスコンテンポラリーダンス=アクティブ・ムーブメント(活発な動き)である。その作品にはクラシックをベースにしたダンサーのテクニックが必要とされる。様々な舞台で活躍する鈴木麻依子、北島栄、高根朝子といったお馴染ダンサーズの面々のみならず今回は櫻井マリ(東京シティ・バレエ団)も参加。これは見逃せない!  

■金魚  King-yo 「ミルク」

8月16日(火)19:30 アフタートーク
8月17日(水)19:30
@麻布
出演=King−yo
振付、演出/鈴木ユキオ
協力=にしすがも創造舎

問=kingyocafesuzu10@yahoo.co.jp http://www.suzu3.com/

<推薦文> 推薦人=武藤大祐(美学/ダンス批評)脈絡もなしに次から次へ人が出たり入ったり、踊ったり行為したり喋ったり何もしなかったり。忙しい街の景色のようでいて俯瞰図ではない。全体性を欠いたまま、ひたすら細部がざわめく。顔の表情、ちょっとした仕草、他人との間合い、こうしたものが集まって、人の流れと、冷たいすれ違いと、不器用な出会いを形作る。
鈴木ユキオの仕事は、伸び放題な草木を柔らかく誘導し大胆に切断する庭師の手付きに似ている。複数の生きた呼吸が、舞台の上でリアルタイムに関係し、交渉する。おそらく観客一人一人が違うところを見て、違う気持ちになるのだろう。そして目まぐるしく視点を泳がせているうちに、確かに自分もこの空間の一部だと気づくだろう。  

■原田伸雄と舞踏青龍會

8月29日(月)19:30  原田伸雄舞踏ソロ 「私の肉体は戦場である」
8月30日(火)19:30 群舞 「迸り水」
(群舞タイトルは「はしりみず」と読みます。一文字目の上に「はし」とルビをお願いします。)
両日アフタートーク
30日13:30〜16:30 ワークショップ有
(ワークショップ参加料2000円、神楽坂die pratzeで予約受付)
@神楽坂
出演=原田伸雄 縫部憲治 松岡涼子 松岡智恵 堤紫 秦貴美子
舞台監督/岡田隆明 照明/アイカワマサアキ 音響/松田美幸

問=090-5083-9055

<推薦文> 推薦人=村岡秀弥(ダンス批評)「舞踏 青龍會」は、笠井叡による舞踏結社「天使館」封印後、原田伸雄により東京で結成された。1985年、福岡市に拠点を移し、近年は海外にも活動の場を拡げている。自由な即興舞踏を旨とし、自己の内面・存在の本質の探求といった求道的側面と心身の真の解放という二つの側面を統合しつつ、表現の領域に挑み続ける姿勢は、その精神ならびに方法的な本質において、旧天使館の伝統を色濃く継承している。――観る者の心身の奥深くに共感を呼び覚ます“装置”でそれはあると共に、観客はそこに、個人と集団(共同体)との原始的で幸せな“共犯”関係への憧憬が息衝いている様を見出すだろう。





<ダンスがみたい!7−インターナショナル ダンス コラボレーション−>

海外のダンサーと日本人による<共同制作><競作>シリーズ

◆コリアダンスコレクション1−4
総括ディレクター:沈哲鐘(シム・チョルチョン)
アドバイザー:相川正明、コーディネーター:木村典子

■コリアダンスコレクション1(韓国/日本)
パン・ヒソン現代舞踊団
カフカの変身」

7月12日(火)19:30 アフタートーク
@麻布
出演=チャン・ソンウォン パン・ヒソン 他
振付/パン・ヒソン 演出/チャン・ソンウォン

振付中心のダンスではなく、観客のためのダンスシアターを目指し、演劇的要素、マイム的な要素も盛り込みながら、作品を創作。今回はカフカの変身を原作に、現代社会の不条理をダンスを通じて表現し、観客と共に考えたい。代表パン・ヒソンは韓国現代舞踊協会理事、成均館大学、祥明大学講師。韓日現代舞踊祭、コパニス国際舞踊祭、埼玉舞踊コンクール、穂高MUSIC DANCE INTERSECTION、韓日文化の衝突<A POND>などに参加。他にレニングラード舞踊団招聘公演など。

★ゲスト出演=浜口彩子 他

■コリアダンスコレクション2(韓国/日本)
SOOM ART
「空気の夢(Air's Dream)」

7月13日(水)19:30 アフタートーク

@麻布

出演=ソ・ギョンソン チョン・ドンウン 他
振付・出演/クック・ウンミ 演出/コン・ビョンチョル

SOOM ARTは、ダンスを時間芸術と考える。時間軸上での動きを通して、積極的、瞬間的に発生する存在。これと共に様々なアート(映像、演劇、建築、写真)など他ジャンルとの共同作業を通じ、時間性と空間性を融合させた作品を創っている。振付のクック・ウンミは、現在、スム・エンターテイン代表。98年〜99年、ドイツ・ダルムシュタット私立舞踊団主席ダンサー。01年ネクスト・ウェーブ・ダンスフェスティバル(NY)、02年国際現代舞踊祭、03年韓日ダンスフェスティバル(日本)などに招聘される。

★ゲスト出演=メガロシアター



■コリアダンスコレクション3(韓国/日本)
アジト現代舞踊団
「有情男女」

7月26日(火)19:30 アフタートーク
7月27日(水)19:30
@神楽坂 
出演=キム・ユンギョン キム・ボンスン イ・ウンジュ 他
振付/チョン・ウィスク

アジト現代舞踊団のアジトには、〈起源-Orgin〉〈始まり-Being〉、ひいては〈引く-Lead〉という意味が込められている。私たちは21世紀を開くダンス、21世紀に先立つダンスを目指し、韓国のモダンダンスの今日を創る。振付のチョン・ウィスクは現在、成均館大学芸術学部舞踊学科教授、<現代チュム(舞)>協会理事、韓国舞踊協会理事、アジト現代舞踊団代表。振付け・演出作品はアジト現代舞踊団公演「Existence」「シッキム2005」、ソウル芸術祭参加「赤い魂の詩」など、多数。

★26日ゲスト出演=武藤容子
★27日ゲスト出演=小林嵯峨


■コリアダンスコレクション4(韓国/日本)
Dance Garop VIBE
「息を数える」

8月2日(火)19:30 アフタートーク
8月3日(水)19:30
@神楽坂
出演=ソン・ソンヨン ユ・ジュヒョン キム・ソンウン チョン・インファ チョン・ソンイ 他
振付/キム・ヒジン

VIBEは、“楽しく、活気あふれるダンス”を信条としている。ただ時には実験的であったり、革新的な表現を積極的に取り込んだり、時にはユーモアで観客と交流しながら、LIVE感を重要と考える。今回も観客と共感する楽しいダンスを届けたい。振付のキム・ヒジンは梨花大学舞踊科卒業。龍仁大学、成均館大学などの講師を歴任。現在、崇義女子大学講師、VIBE舞踊団代表。バニョレ振付賞(舞踊家賞受賞)、韓国現代舞踊振興会主催の2000年最高のダンサー賞受賞、第9回全国舞踊祭(金賞、最優秀演技賞受賞)、他多数受賞。

★2日ゲスト出演=イシデタクヤ
★3日ゲスト出演=神村恵


■BIMO DANCE THEATER Jogjakarta+曽我傑(インドネシア/日本)
「FATAMORGANA-ファタモルガナ」〜Diantara ada dan tiada ある(有る)とない(無い)のあいだ

8月7日(日)14:00&17:00 アフタートーク有(17:00のみ)
8月8日(月)19:30
@麻布
出演=Besar Widodo Anter Asmolotejo  Eko Purnomo  Lena Guslina 
振付・出演/Bimo Wiwohatmo 舞台監督/Clink Sugiarto
協賛=KEDAI KEBUN FORUM ( Artists Community in Jogjakarta )

問=M-SOGA@ag8.mopera.ne.jp(曽我)

インドネシアジョクジャカルタを拠点にしてその深き精神性の上に広がる自由な舞台活動を創出しているビモ・ダンス・シアター東南アジアにおけるこの最前衛ダンスシーンに一度は是非とも触れてみたい

■ピエール・ダルド+イマージュオペラ>>ロマネスク<< (フランス/日本)
「ザンビネッラ ZAMBINERRA」

8月10日(水)19:30 アフタートーク
8月11日(木)15:30 & 19:30
@麻布
出演=ピエール・ダルド JOU (as guest) 脇川海里 相良ゆみ 野沢英代
振付・演出/ピエール・ダルド+脇川海里 構成/綾原江里 音響・照明/曽我傑
言語素材=オノレ・ド・バルザック

問=03-5373-0536(イマージュオペラ) 

パリオペラ座にてルドルフ・ヌレエフの下で研鑽を積んだ後、西洋と東洋の差異を探究するピエール・ダルド。大野一雄慶人父子、笠井叡に舞踊を学んだ後、現在イマージュオペラを主宰する脇川海里。二人が、昨年の公演に続いて挑むコラボレーション第ニ弾。今回は19世紀フランスの小説家バルザックの作品に素材をとる。カストラートのザンビネッラ。性差、善と悪、正統的な真理と懐疑、SとZ、境界線あるいは境界侵犯、表象とはなにか…。古典バレエと、アヴァンギャルドが混淆する。オマケにJOUも参画。
http://www.pierredarde.com/ 
http://d.hatena.ne.jp/kairiw/



■若衆とその仲間達−日韓共同舞台制作−(韓国/セルビア/スペイン/日本/他)
「道しるべの傍らにて」
「Black Map」などの小作品集
*日替わりで3つの演目の組合せ。

8月12日(金)19:30 アフタートーク
8月13日(土)15:30 & 19:30
8月14日(日)14:30 & 17:30
8月15日(月)19:30

@神楽坂
出演=鶴山欣也 雫境 陽茂弥 板垣あすか Shinichi Momo Koga MORIO(gtr.) goboujin(laptop) キム・ヨンチュル
 アナ・ボジッチ ルカス・レドンド 他
制作/相良泰子 他

問=03-3264-3422(デショウ)

海外にて公演やワークショップ展開してきた鶴山欣也主宰の舞踏工房・若衆はキム・ヨンチュル(SEOP主宰)を始め多数の海外表現者を迎えての作品。また、メンバーの雫境が主宰する雫は海外での発表多数の中から国内未発表作品を東京初公開。ライブ音楽にMORIO(gtr.)、ごぼうじん(laptop)そしてメキシコからゲストミュージシャンも予定。多人種多文化ながらも一貫した精神性からなる小作品集は絶対にお得、必見也!

■玉野黄市と幻の軍団(USA/日本)
「舞踏ってなあに?」

8月17日(水)19:30
8月18日(木)19:30
*両日アフタートークあり

@神楽坂
出演者=玉野黄市 Ronny Baker 他
協力/宮下省死

問=090-9531-0381(いせき)

舞踏山脈の裾野も地球全体ーグローバルにひろがり、時空を越えてはてしなく続く今、舞踏発祥の地、日本で今一度、問い直す暗黒舞踏。'61年土方巽に入門。三島由紀夫渋沢龍彦を初めもの書き、絵描き、詩人など様々な人々との出会いにより成長。'72年土方巽振付による「長須くじら」ハルピン派旗上げ公演にて独立。'79年米、バークレーに移住。バークレーから世界へ発進。'94年、喜多朗と出合い全米ツアー出演。'95年オークランドカルフォルニア」ダンスフェステバルで初の生演奏にて喜多郎バンドを舞踏の中へ。

■ボクロール(オーストラリア/日本)
「chocolate」振付・出演/矢内原美邦 出演/佐川智香
「ボクデスの『メガネデス!』」作・演出・出演/小浜正寛 映像/高橋啓祐 
★ゲスト出演=Luke George

問=bokuroll2005@yahoo.co.jp

8月25日(木)19:30 アフタートーク
8月26日(金)19:30
8月27日(土)15:30 &19:30
8月28日(日)15:00
@神楽坂

ニブロール主宰の振付家矢内原美邦とボクデス名義で活動する俳優・小浜正寛が立ち上げたコラボレーション企画『ボクロール』。矢内原美邦は、ダンサー・佐川智香と、昨年夏の『吾妻橋ダンスクロッシング』にて発表し好評を博した『chocolate』の、更なるバージョンアップに挑む。一方、ボクデスは、ニブロール映像ディレクター・高橋啓祐と初の本格的共同制作で、新たな不思議エンゲキに臨む。また、プレミアム・ゲストとしてオーストラリアからLuke Georgeを迎える魅惑のダンス・バラエティ! 
ニブロールhttp://www.nibroll.com/ 
ボクデスhttp://www6.plala.or.jp/BOKUDEATH/

 

■金沢舞踏館/Theater ASOU(オーストリア/日本)
カフカ「変身」

8月30日(火)19:30 アフタートーク
8月31日(水)19:30

@麻布
出演=山本萌、白榊ケイ、Uschi Litschauer, Monika Zohrer,Christian Heuegger, Gernot Rieger, Klaus Seewald
舞台監督/呂師 照明/宮向隆 音響/加納和歌子 制作/鈴木光子 他

問=076-231-3863(金沢舞踏館)

本公演は金沢舞踏館とシアター・アソウの二つのグループによる舞踏の国際共同製作作品。2000年には、第1回目の舞踏プロジェクト「DANSHAKU/男爵」(作・演出/山本萌)をオーストリアグラーツ市にて発表して好評を得る。2回目となる今回は、カフカの「変身」に挑戦。ドイツ語文化圏のシアター・アソウの身体性と金沢舞踏館の舞踏とが、カフカ「変身」をテキストに、どのように融合し、進化するのか是非ご覧ください。(本公演は、2005日欧市民交流年のイベント)
http://www.spacelan.ne.jp/~butohkan